結論:最初の仕事は低単価だった。それでも続けた理由がある
先に結論を書きます。私が文章を書く仕事を始めた当初は、低単価の案件ばかりでした。修正の対応に想定以上の時間がかかり、時間で割ると割に合わない時期もありました。
それでも12か月目には、文章を書く仕事だけで月15万円の売上(経費0.6万円、利益14.4万円)になりました。転機は、腕が急に上がったことではなく、「専門性のある分野に絞って、書く以外の仕事(記事の設計や直し)も受けるようにした」ことです。この記事では、始めた頃の失敗から、単価が上がるまでの過程を数字と一緒に書きます。
始めたときの条件
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 始めた時期 | 副業を始めて2か月目(最初に手をつけたブログが、ほぼ無収入だったため) |
| 初期費用 | 0.5万円 |
| 最初の区切り | 開始から約2か月(副業3か月目)で、初期費用を含めた累計の収支がプラス1万円に届いた |
文章を書く仕事は、副業の中で「最初の1万円」までが比較的早い部類でした。私が経験した5つの副業の中で比べると、ブログ広告が約10か月かかったのに対し、文章の仕事は約2か月でした。初期費用が小さく、受けた仕事がそのまま収入になる構造だからです。
失敗1:低単価の案件ばかり受けていた
始めた頃は、実績がないので選べる立場になく、単価の低い案件ばかりでした。
参考までに、一般的な相場として、初心者の文字単価は1文字0.5〜1円が中心とされています。開始直後は月5,000円〜2万円程度が目安という試算もあります(出典:単価相場を集計した調査記事。副業データベースの「文章を書く仕事」のページに詳しくまとめています)。
低単価の案件をたくさん受ければ金額は積み上がるように見えますが、実際には1本ごとの作業時間は変わらないため、量をこなすほど忙しくなるだけでした。
失敗2:修正の対応に、想定以上の時間がかかった
もう1つの想定外は、書き終えた後の「修正の対応」です。
- 依頼主の意図と違う方向に書いてしまい、大きく書き直した
- 直しのやり取りが何往復も続いて、1本あたりの時間が膨らんだ
修正のやり取りは、宅配便の再配達のようなものでした。届ける側も受け取る側も、回数が増えるほど時間を取られます。
この経験から、書き始める前に「誰に向けた記事か」「何を一番伝えたいか」を確認してから着手するようになりました。後の「記事の設計も受ける」という仕事の取り方につながったのは、この失敗がきっかけです。
改善:専門性のある分野に絞り、受ける仕事を広げた
単価を上げるためにやったことは、大きく2つです。
- 分野を絞った:何でも書くのではなく、専門性のある分野に絞って受けるようにしました。分野の知識があると調べる時間が減り、依頼主からも「この分野なら任せられる」と判断されやすくなります。何でも屋ではなく、「この分野ならあの人」と思い出してもらえる、行きつけの店のような存在を目指すイメージです
- 書く以外の仕事も受けた:記事の設計(何を、どの順番で書くか)と、既存記事の直しも仕事として受けるようにしました
12か月目の売上15万円の内訳は、次のとおりです。
| 内容 | 売上 |
|---|---|
| 検索向けの記事:5本 × 2万円 | 10万円 |
| 記事の設計・既存記事の直しなど | 5万円 |
| 合計 | 15万円 |
この月の経費は0.6万円で、利益は14.4万円でした。「書く本数を増やす」のではなく「1件あたりの単価と、受けられる仕事の種類を増やす」方向に変えたことが、金額に表れています。
これから始める人へ:最初の進め方
私の失敗を踏まえると、進め方は次の順番が現実的です。
| ステップ | やること |
|---|---|
| 1 | 最初の数本は実績作りと割り切り、低単価でも「最後まで納品する」経験を積む |
| 2 | ただし、低単価のまま受け続けない。分野を1〜2つに絞り、その分野の案件に寄せていく |
| 3 | 修正の対応が増えてきたら、書き始める前の確認(読者像と伝える内容)を習慣にする |
| 4 | 実績ができたら、記事の設計や直しなど、書く前後の仕事も提案してみる |
なお、これは私1人の記録であり、同じ進め方で同じ金額になると保証するものではありません。始める前に、自分の本業で得た知識や経験がどの分野で使えるかを考えることが、最初の分かれ道になります。
次の行動
| ステップ | やること |
|---|---|
| 1 | 副業データベースの「文章を書く仕事」のページで、単価の目安や向いている人・向いていない人を確認してください |
| 2 | 自分が書ける分野を、まず1つだけ決めてください(本業の経験がある分野が無難です) |
| 3 | 最初の目標は「金額」ではなく「1本を最後まで納品すること」に置いて、小さく始めてください |



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