結論:売上70万円の月は「特別な月」。大事なのはそこまでの地道な3ステップだった
先に結論を書きます。副業開始12か月目、私のWeb制作の売上は月70万円になりました。内訳は、企業サイト制作35万円、小規模店舗のサイト制作25万円、既存のお客様のサイト改修・保守10万円です。
ただし、これは毎月続く金額ではありません。前の月以前から進めていた制作案件の納品と入金が、たまたま同じ月に重なった結果です。
実際、この月は全副業の合計売上も112万円と、1年間で突出した月になりました。制作の売上が月70万円という数字だけを見ると華やかに見えますが、学び始めてからここまでには、売上がほとんど立たない期間と、失敗の連続がありました。
この記事では、未経験からWeb制作を学び始めて、最初の利益が出るまで、そして月70万円の月に至るまでを、売上・経費・利益を分けて正直に書きます。
数字のまとめ(Web制作)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開始時期 | 副業開始6か月目に学習スタート |
| 初期費用 | 2.8万円 |
| 最初の累計利益1万円 | 開始から約3か月(副業開始8か月目) |
| 初の制作案件 | 副業開始8か月目 |
| 12か月目の売上 | 70万円 |
| 12か月目の経費 | 9.5万円(外部の協力者への作業委託、道具、素材など) |
| 12か月目の利益 | 60.5万円 |
※利益は売上から直接の経費を引いた金額です。税金と私自身の労働時間への対価は引いていません。
学び始め(6か月目):初期費用2.8万円、でも最初につまずいたのは技術習得の時間
Web制作を学び始めたのは、副業を始めて6か月目のことです。それまでに手をつけたブログ、文章を書く仕事、物販は、どれも単価の面で限界を感じていました。「もっと単価の高い仕事がほしい」というのが、正直な動機です。
初期費用は2.8万円でした。ただし、ここで最初の失敗をします。
技術の習得に、想像以上に時間がかかったのです。頭で分かることと手が動くようになることは、料理のレシピを読むことと実際に作ってみることくらい違います。当たり前の話ですが、身をもって知りました。
本業の合間に学ぶので、進みは遅く、分からないところで止まるたびに手が止まります。「学べばすぐ仕事になる」と思っていた自分が甘かったと、早々に思い知らされました。
これからWeb制作を副業にしたい方には、まず「学習期間は売上がゼロでも当たり前」という前提で計画を立てることをおすすめします。私の場合は、他の副業の売上があったので生活面の焦りは抑えられましたが、収入ゼロの学習期間をどう乗り切るかは、事前に考えておくべき点です。
最初の案件まで(8か月目):実績ゼロだと、営業しても受注できない
学び始めて約3か月、副業開始8か月目に、ようやく最初の制作案件を受注できました。そしてこの頃、開始からの累計で、初期費用を含めても利益が1万円を超えました。
ただし、最初の案件は順調とは言えませんでした。失敗は大きく2つあります。
1つ目は、営業の苦戦です。実績がない状態では、提案しても「過去の制作実績を見せてください」の一言で終わることが多くありました。技術を学ぶことと、仕事を取ることは、まったく別の壁でした。
2つ目は、初回案件の修正の多さです。要望の聞き取りが甘く、完成イメージのすり合わせも不十分だったため、修正の往復が増えました。結果として、かかった時間で割ると時給換算ではかなり低い収入になりました。
「受注できた」で満足せず、最初の聞き取りで完成イメージをどこまですり合わせられるかが、そのまま利益を左右します。これは今でも肝に銘じている教訓です。
空白の月と、流れが変わったきっかけ(9〜11か月目)
9か月目には、制作案件の空白期間がありました。物販の不振も重なり、この月の全体の売上は前月より下がっています。副業の売上は右肩上がりにはならない、という現実をここでも味わいました。
流れが変わったのは10か月目です。過去のお客様からの紹介で案件をいただけるようになりました。
紹介案件は、営業コストがかからないうえに、最初から一定の信頼がある状態で始められます。行きつけの店で顔を覚えてもらうようなもので、一度信頼関係ができると、その後のやり取りはぐっと楽になります。
さらに、サイトを作って終わりではなく、改修や保守といった継続契約につながると、毎月の売上の見通しが立ちやすくなります。
実績ゼロの頃にあれほど苦労した営業が、「納品した仕事が次の仕事を連れてくる」形に変わったのは、この時期からでした。
12か月目:売上70万円の月に何が起きていたか
12か月目、Web制作の売上は70万円になりました。繰り返しになりますが、これは実力の平均値ではなく、納品の集中という事情によるものです。
| 内訳 | 金額 |
|---|---|
| 企業サイト制作 | 35万円 |
| 小規模店舗のサイト制作 | 25万円 |
| 既存顧客のサイト改修・保守 | 10万円 |
| 売上合計 | 70万円 |
| 経費 | 9.5万円 |
| 利益 | 60.5万円 |
経費9.5万円の主な中身は、外部の協力者への作業委託です。案件が重なった月は、自分1人では回りません。一部を協力者に任せることで納期を守りましたが、その分、経費も増えます。
「売上70万円」と聞くと全額が手元に残る印象を受けますが、実際には9.5万円の経費を引いた60.5万円が利益で、さらに税金はここから別です。売上と利益を分けて見る習慣は、副業を続けるうえで欠かせません。
なお、この月の全副業の合計売上は112万円で、制作の70万円がその中心でした。ただし、この112万円は1年間の最高記録であり、翌月以降も続いた金額ではありません。「12か月で月112万円」とだけ切り取ると誤解を招くので、このサイトでは内訳と事情まで含めて公開するようにしています。
Web制作を副業にしたい方へ、私の失敗からの学び
| 番号 | 学び |
|---|---|
| 1 | 学習期間は売上が立たない前提で計画する(技術習得には時間がかかる) |
| 2 | 実績ゼロの時期は、営業しても受注しにくい。最初の1件を取る工夫と覚悟が要る |
| 3 | 初回案件は聞き取り不足で修正が増え、時給換算で割に合わなくなりやすい |
| 4 | 紹介と継続契約(改修・保守)が増えると、売上の見通しが立ち始める |
| 5 | 売上が大きい月ほど経費も増える。判断は売上ではなく利益でする |
次の行動
Web制作に興味を持った方は、まず副業データベースの「Webデザイン」と「プログラミング」のページで、初期費用や難易度、収益化までの期間の目安を比べてみてください。そのうえで、私の1年間の売上推移をまとめた体験記を読むと、「どの副業に、どの順番で手をつけたか」の全体像がつかめます。いきなり高額な講座に申し込む前に、まずは無料や低価格の教材で1つ小さなページを作り切ることから始めるのが、私のおすすめする順番です。



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